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2008年2月17日(日)   Vol.44
「一輪が一輪さそうコンサート」 
「一輪が一輪さそうコンサート」
  この春で桜の庄兵衛は10歳になります。今年も皆様と一緒にさまざまな音楽や芸術を楽しみたいと思います。よろしくお願いいたします。   

2008年の始まりは南米ペルーの古都クスコ出身のフローレス兄弟デュオをお迎えします。

アンデス地方の伝統的な音楽フォルクローレから乗りのいいラテン音楽、さらに中南米の多様なリズムを使って、自ら作詞作曲をしたオリジナル曲まで珍しい楽器と力強く甘美なボーカルで幅広く聴かせて下さいます。 

楽器は竹の縦笛「ケーナ」、葦のフルート「サンポーニャ」、ギターが原型の「チャランゴ」ただの箱ではない(?)「カホン」など。

木や漆喰壁で構成されたこの屋敷ではさらに独特の響きに出会えるかもしれません。 お庭の梅を眺めながらご一緒に春を待ちたいと思います。
プロフィール
  1990年よりフォルクローレグループ「プカソンコ」のメンバーとして日本各地をはじめペルー、中国、エストニアや米国で演奏活動をする。
2002年「フローレス・デュオ」を結成。2007年大阪中央公会堂にてリサイタル。   http://www9.plala.or.jp/amauta/

★兄 フレディ フローレス
作詞作曲編曲をする。楽器は主にギターが中心。
甘い歌声が魅力的。ラジオFM・CO.CO.LOのDJを8年間務めた。

★弟 ヘスス フローレス
チャランゴ、ケーナ、サックスフォン等いろんな楽器をこなす。
力強くはりのある歌声でリードボーカルを務める。作詞作曲もする。
プログラム
  コンドルは飛んでいく
キサス・キサス
ラ・マラゲーニャ
   他
遙かなるアンデスより愛をこめて                             熊上 彰
世界には、いろんなジャンルの音楽がありますが今回、桜の庄兵衛ギャラリーの演奏会は、
中南米・ペルーで生まれた、アンデス音楽でした。世界遺産、“空中都市”あるいは“失われた都市などと呼ばれるマチュピチュ。歴代の皇帝達の居城としてのクスコ。琵琶湖の12倍の面積を持ち、最も高地にあるティティカカ湖(3800メートル・富士山より高い!)

 私は2004年南米を旅し、広大な大自然の中で育ち語り継がれてきた音楽をセルベッサ(ビール)やビーノ(ワイン)を片手にセビッチェ(ペルーを代表する料理)を食べながら聞いたものです。自宅に戻りましても、クスコで購入したCDを何度も聞きながら至福の時間を持っていました。

ところが、1月中旬に耳にした毎日放送(ラジオ)の番組で今回のコンサートを知り、演奏会会場まで足を運ぶことになりました。本当のことを言えば、南米の音色が心に大きく残っていたため半分の期待しか持たずに向かったのです。しかし、クスコに生まれ日本でも約18年間音楽活動を続けていらっしゃるフローレス・デュオの生の演奏と歌声を聞き驚きました。私の想像を超える演奏と歌声は、一瞬にして大自然と文化と人間を直結する縁となりました。白壁、むき出しの梁、板張りの床、木造建て屋の日本建築にこれほどあう音楽だったとは思いも及ばず、ヘススさんが言われた「アンデス音楽は日本的に表現するなら、日本各地どこにでもある民謡であり、艶歌なんですよ」と言う表現がピッタリ合うと思いました。中で一番ポピュラーな曲と言えば“コンドルパサ”(コンドルは飛んでいく)でしょう。アンデスの広大な大地に響き、心に染み渡るケーナ(縦笛)やギター。オリジナル曲“豊な里”で使われているサンポーニャ(葦で作った楽器)の素朴な音色が心を癒やしてくれます。また、日本の名曲の1つと言われている“見上げてごらん夜の星を”をフローレス・デュオと客席のみんなで大合唱した時、会場は1つになり時も場所も空間も超越した温かみで包まれました。音楽に引きつけられたままのあっという間の2時間でした。

最後になりましたが、桜の庄兵衛ギャラリーの主催者である奥野さんご夫妻ならびにスタッフの方々に心から感謝し、次回の演奏会を楽しみにしております。
ありがとうございました。


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