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| 2007年10月7日(土) Vol.42 「天高く鳥なきわたる日のコンサート」 ◆李 浩麗(り こうれい)うた◆山口 智ハンマーダルシマー◆岡野 裕和コントラバス |
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| 「天高く鳥なきわたる日のコンサート」 | |
| ☆風は爽やか、空は青くどこまでも澄んで美しい。 そんな秋のひとときを桜の庄兵衛でおすごしになりませんか。 李浩麗さんの歌には気取らない格調の高さにぬくもりや優しさが あふれています。語るように歌うバラード曲、子守唄、祈りの曲、台湾の民謡・・・ 懐かしさの中に秘められた楽曲への強い思い入れは、私たちが忘れそうになっている 大切なものを呼び覚ましてくれるようです。 どうぞ、時を超え海を越える世界に浸って下さい。 ハンマーダルシマーとコントラバスのバックが歌に厚みと彩りをそえてくれます。 |
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| プロフィール | |
| ☆李 浩麗(Ri Kourei) (Chinese name : Lee Hao Lee) 神戸市生まれ。 本籍は中国台湾省。小学校から高校2年生までを台湾で学び、声楽を始める。 大阪音楽大学声楽学科声楽専攻卒業。 透明感あるヴォイスそのものがヒーリングミュージックとして称され、高い評価を得る。 日本の方々に台湾民謡や中国歌曲等を広める活動に積極的に取り組み、 日・台・中の架け橋となるべく活動中。 ソロ活動の傍ら、二胡・古筝・揚琴等の中国人演奏者と共にグループを組み、 各地で活動。 現在は中国音楽の活動のほか、国境やジャンルを越えた独自の音楽世界を 届けるためにアジアの音楽を取り入れた音楽活動を行っている。 2003年北海道で開催された「第一回アジア民族音楽祭」に出演。 2003~04年JAA日本アジア航空機内CMの作詞・歌唱を担当する。 2004年7月ファーストアルバム「華心」をリリース。 2005年3月台湾彰化県花博メインステージでソロコンサート。 2004~05年日本の尋常小学唱歌第一学年から第六学年162曲完唱コンサート。 2006年11月第1回ワールドカップ(WBC)身体障害者野球日本大会で日本国歌独唱。 ☆山口智(やまぐち とも) 奈良県生まれ。各種アコースティック楽器を手がけながらさまざまな音楽の影響を受け、1987年より西欧の打弦楽器ハンマーダルシマーの演奏に取り組み、独自のスタイルを確立、オリジナル曲、即興演奏を中心に、その独特の美しい音色を生かしたダイナミックで詩情豊かな音楽を作り続ける。 ソロの他、様々なミュージシャンと数多く共演。各地でコンサート、ライブ活動の他、ラジオ、テレビや各種イベント、フェスティバルへの出演、テレビCM、映像作品の音楽への参加、ダンスやポエトリーリーディングとのコラボレーションなど幅広い活動を行っている。並行してフィドル奏者としてアイルランド伝統音楽の演奏を続けている。 ダルシマーソロアルバムのほか、多数のミュージシャンのCDにも参加。 ☆岡野 裕和(おかの ひろかず) 大阪府出身。1983年に上京し、今やジャズ界の重鎮となった井野信義氏にジャズベースを師事。また現代音楽の鬼才、演奏家であり作曲家でもある溝入敬三氏にクラシックから現代音楽に至るまでのコントラバス奏法を師事する。 20代の頃から能楽界の異端児、鼓方の大倉正之助らのグループやアヴァンギャルド系のセッションに明け暮れし、後にシャンソンから民族音楽、フリージャズに至る幅広いジャンルを昇華して独自のソウルフルな音色に到達する。 アルコとピッツイカートを用い、ある時は縦横無尽に音空間を飛び交い、またある時はハートウオームな低音を醸し出す日本のウッドベース奏者には珍しいヨーロピアンテイストを兼ね備えたエイジアン奏者。 2005年よりソロ活動開始。 |
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| プログラム | |
| 六月茉莉 (台湾民謡) 台湾の子守唄(台湾民謡) 康定情歌(中国民謡) 竜門の子守唄他、わらべ歌メドレー ぐるりよざ(歌オラショ) 蘇州夜曲 南の花嫁さん 小さな空(武満 徹) 他 |
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| 『秋の一日、李浩麗さんのうたを聴く』 竹原和子 | |
| 「見つからないねえ」—あの時あきらめていたら桜の庄兵衛さんに出会うことはなかったでしょう。1年前の2月、兵庫県豊岡市の知り合いの方から、「豊中市の古民家で友人が家具展をするので是非見に行って」と言われました。 はっきりした住所も聞かず、多分あの辺に大きいお屋敷があったという夫の勘だけで、中桜塚のあたりをうろうろしました。でも結局見つけられず、帰ってきて知人に電話で聞くと、「桜の庄兵衛」という名でインターネットに掲載されているということ。今度は場所をしっかり確認して出かけ、やっとギャラリーへ。とても立派な門構えの中、温かい笑顔の奥野さんご夫妻が出迎えてくださったので気軽に入っていくことができました。お座敷に展示されている机や椅子も、私たちの好きなものという直感が。ゆっくり見させていただき、木の肌合が柔らかな丸い椅子と、お月見の時にベランダに置きたくなるような丸い机を購入しました。 この場所でコンサートを開かれているということもお聞きして、こんな素敵な空間で音楽を聞けるなんて最高の贅沢だと感じ、私たちにとっては第1回目のコンサートをとても楽しみにしていました。 その吉川さんのチェロは、クラシックのチェロしか聞いたことがなかった私の耳にはかなり衝撃的なものでした。古い民家と音楽がこんなにピタッと合ったことも不思議な経験でした。 その時から6回、コンサートにお邪魔しました。 そして7回目のコンサートは李浩麗さんの台湾語の歌、岡野裕和さんのコントラバス、山口智さんのハンマーダルシマ−。ハンマーダルシマーという初めて聞く楽器をとても楽しみにしていました。それとウッドベースと台湾の歌、どんな音楽なのだろうと、やや緊張して聞き始めました。 赤いチャイナドレスが美しい李浩麗さんの歌声の何と伸びやかなこと、最初は緊張して聞いていたのですが、段々と楽しくなってきました。台湾語はとても可愛らしく聞こえ、内容はわからないけれど心が癒されます。 台湾の民謡や子守唄以外にも日本の子守唄や数え歌など心に染み入りました。ハンマーダルシマ−は幅が1mくらいある台形の打弦楽器で、先が丸くなっている2つの木のハンマーで弦を叩くと、ハープのような美しい音が奏でられます。後ろで甘く響くその音は曲に深みを与え、ハンマーで叩いた後の余韻が何とも言えず素敵です。1部の終わり、プログラムになかった「死んだ男の残したものは」—改めて歌詞の重さに胸が締め付けられるようでした。30年程前にギターを弾きながらよく歌ったこの歌を生で聞く機会に出会えるとは思ってもいませんでした。李さんの歌声はとても力強く優しく、感動的でした。 そして、コントラバスと歌だけというのも初めて聞きましたがいいものですね。 すべての歌が、状況が想い浮かぶと共に、絵に描けるような美しいコンサートでした。 合間に出してくださるお茶とお菓子も、たくさんのスタッフの方のご協力があってのことですが、その暖かいおもてなしが音楽と共に深く心に残ります。床の間の掛け軸や舞台後ろの生け花などもきっと音楽を楽しむ要素のひとつになっているんでしょうね。 ホールでのコンサートというと自分の好きな音楽ばかりになってしまいます。 桜の庄兵衛さんで、今まで聞く機会のなかったいろんな音楽に巡り合え、これからも聞いたことのない種類の音楽の世界へと、どんどん足を踏み入れていくことができると思うとわくわくします。 |
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