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| 2005年6月26日 Vol.31 卯の花のにおう垣根のコンサート |
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| 卯の花のにおう垣根のコンサート | |
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もじゃもじゃ頭が揺れ、細い目が線になり、うなり声が上がると、力強いリズムとタッチが空間を揺さぶる。これに呼応し、続木のハーモニカが震える。さらに谷川がアグレッシブに反応し、温かく粋なかけ合いが続く。ときには郷愁を漂わせたり、雄大なスケールを感じさせたり・・・、ふたりの持ち味が小気味よく交差する。(絹川賢治) 「パリャーソ」とはポルトガル語でピエロ、道化師の意味。 |
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| プロフィール | |
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■続木力 Tsuzuki Chikara -ハーモニカ- 1958年京都生まれ。ブルース・ハーモニカを独学し1977年渡仏。パリを中心にヨーロッパの路上で演奏活動を続け、ジャンルを問わず、数多くの多国籍ストリートバンドに参加。1988年からはフランスのシンガーソングライター、ジャック・イジュランのレコーディング、コンサートツアーなどでサポート。帰国後はライブハウスを中心に活動。1997年、初のソロアルバム「ディライト」をホリプロ・ポニーキャニオンよりリリース。 ■谷川賢作 Tanikawa Kensaku -ピアノ- 1960年東京生まれ。AN Schoolにて弘勢憲二、佐藤允彦氏に師事。瀬木貴将「パデランテ」、自己のグループ「DiVa」を経て、近年は父である詩人の谷川俊太郎と朗読のコンサートも行う。作編曲家として市川崑監督「四十七人の刺客」、市川準監督「竜馬の妻とその夫と愛人」、NHK「その時歴史が動いた」テーマ曲等。自己レーベルより3枚のピアノソロ作品もリリース。 「パリャーソ」さんのHP |
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| プログラム | |
| 1 私はイエスがわからない 曲ALウエーバー 2 六月のう た 谷川賢作 3 フールオンザヒル〜ルーシーインザスカイウイズダイアモンズ〜 ゴールデンスランバー Jレノン&Pマッカートニー 4 What a wonderful world 5 プチオキナワ 谷川賢作 6 アコーディオン弾き Eピアフ 7 ザウエディング Dブランド 8 ヌアージュ Dラインハルト 9 ポインテッドアイズ 谷川賢作 10 煉瓦頌 谷川賢作 11 山寺の和尚さん 服部良一 アンコール A列車で行こう Dエリントン 立川市立幸小学校校歌 林光 |
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| 「とことんカッコよく、腹に来るライブ」 扇田京子 | |
| ぽろん…ぷわ〜〜〜ぁ〜〜…最初のひと音で、胸の奥というかおなかの底というかがぞわっとして鳥肌! パリャーソの演奏にそのまま最後までとらえられ、心地よい音の中に体を丸ごと委ねるという経験を、久しぶりにさせてもらいました。あぁ、ほんまに気持ちよかった。 実は、生パリャーソを聴くのはこれで2度目です。1度目は、谷川賢作さん目当てで、昨年末HEPホールで開かれたクリスマスライブへ。ここで、続木力さんのブルースハープにつかまっちゃいました。ブルース大好きの私にとっては、まさに腹に来る≠ヲぇ音です。音だけではありません。「これぞワシ(あえてこう言わせてくださいね)の音楽」とばかりに、互いを引き立て合いながら嬉しそうに楽しそうに音楽するお二人の姿が、めっちゃカッコ良かったのです。 で、この度の「卯の花のにおう垣根のコンサート」。 桜の庄兵衛は、大好きな空間です。おばぁちゃんの家で昔かいだ、使い込まれた木のにおい。頬をすりすりしたくなる(実際しちゃいました)大きな柱や梁。個人でこんなスペースを作っちゃった奥野さんのナイスなお人柄…。桜の庄兵衛で「パリャーソ・ライブ」があることを知ったとき、なんだか大好きな東京のおじさんが、大好きな大阪の友達と偶然知り合いだったことがわかった子どものように嬉しくなりました。 コンサートは、音の回り具合もよく、響きもこの上ない。でも、リハーサルのとき、音が一番よく伝わるように何度も何度もグランドピアノの位置や続木さんの立ち位置を動かした…と後でお聞きして、「さすが」とうなりました。 プログラムは「私はイエスがわからない」、ビートルズメドレー、「ファット・ア・ワンダフルワールド」などのポピュラーから、オリジナルの「6月のうた」「プチ・オキナワ」。後半に入ってベースの岡野裕和さんとアコーディオンの津田兼六さんが入って、少し音は分厚くなり、エディット・ピアフの「アコーディオン弾き」やオリジナルの「ヌアージュ」「煉瓦頌」を演奏、最後の「山寺の和尚さん」では、ジャズ魂が炸裂して、賢作さんが床を踏み抜くのではとハラハラ。アンコールの「Aトレイン」、そして大好きな「幸小学校校歌」(お父さんの俊太郎さんと一緒の時も歌われるのです)。賢作さんの飾らないおしゃべりにも、MCにはうるさい大阪人として丸を差し上げましょう。 最初はちょっとつめつめで座り、暑くて座布団に添えられた大きなうちわをしきりに動かしていた人たちも、曲が進むにつれて体が縦に揺れ始め、唇の両端が上がっていくのがわかりました。前の人などは、最後の方は中腰で拍手しています(前が見えないヨ!)。 一緒にお邪魔したのは、脱サラして大阪・能勢町で16年間有機農業をしているツレアイ。へんこで無趣味で酒飲みで、一緒に遊ぼうと誘ってもなかなか腰をあげようとしないのですが、今回は桜の庄兵衛とパリャーソへの私の思い入れが伝わったのか、誘うと「ええよ」。子どもを置いて、久しぶりのデートとなりました。しかも、驚くべきことに、パリャーソの演奏にしっかりはまった様子(顔を見ればわかります)。 一見2人とも、いえ4人とも普通の親父。それが楽器を持たせると、なんてカッコイイ! 音楽の力ってすごい! 好きな音楽を心地よい空間で、そこにいる人に最大限伝えようとする喜びと、さすがはプロとうなるテクニックと表現力。とことんカッコよく、腹に来るライブでした。ありがとうございました。アンコール公演をお待ちしています。 |
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