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| 2004年2月 15日 Vol.23 梅の香に風花舞う日のコンサート |
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2004年2月15日(日) 昼の部 13:00開演 (12:30開場) ◆ 夕の部 16:30開演 (16:00開場) ◆ 参加費 2500円 |
◆ROOTS(ルーツ) 平野有希(ヴァイオリン) と 天満俊秀(ギター) からなる ユニット。 |
◆プログラム◆ (グリーンスリーブス) ・Green Sleeves (バタフライ) ・The Butterfly (キャロランズウェルカム) ・Carolan's Welcome (ダニーボーイ) ・Danny Boy (スカボローフェア−) ・Scarborough Fair ほか |
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| 街角のレストランから大ホールにまで、 ヴァイオリンとギターで、やわらかな音色を運ぶ ROOTSのお二人が桜の庄兵衛を訪ねて下さいます。 どこからか漂いくる梅の香のごときヴァイオリンの旋律に、 ギターは時にかそけく、時にキラキラと、風花のごとく絡みつくのでしょうか。 そんなやさしい風景の中でひとときを過ごしてみませんか。 もうそこまでの春が、少し歩調を早めてくれるかもしれません。 |
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| ROOTS(ルーツ) | |||||||
| . . | 2000年の冬から活動を開始。アイルランド、イギリスの民謡を中心に独自のアレンジで演奏活動を行う。 2002年3月 日本大使館の後援を得て英国スワンジー市立グランドシアターにて演奏会を行う。 2003年3月 CD「A Bright Vision」製作。 2003年10月 CD「a point」製作。 ROOTSさんのホームページ |
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| 春一番吹き舞った後、梅の香薫る庄兵衛さん家(ち)のコンサート 八木 正博 | |||||||
| . . | 45年ぶりの岡町(筆者は昭和30年前後約4年間をこの町で過ごしました)は、心温まるアイルランド民謡の哀愁を帯びた「癒し」の調べに満ち溢れていました。暦では春を迎えた日曜日の午後、「桜の庄兵衛さん」音楽会のスタッフの一人松崎義典さん(幼少時のニックネーム「マッチュン」)を、彼の結婚披露宴以来30余年ぶりに会いに訪ねるセンティメンタルジャーニーは、胸躍る、まるで若かりし頃恋人に会いに行くような楽しい小旅行(東三国からの)でした。今回もまた、コンサートの副題が演奏会当日にぴったりの「梅の香に風花舞う日のコンサート」:そうです、まさに春一番が吹いた翌日、庄兵衛さんの館のお庭に紅梅、蝋梅が咲き乱れている午後、ROOTSのお二人によるギターとバイオリン(フィードル)コンサートでした。 開演最初の曲が、これまた筆者の青春時代を思い出させてくれる「グリーンスリーブス」:小生が最初に手にしたポピュラ―レコード(これまた古い用語ですが)そうあのドーナツ盤「遥かなるアラモ」の元歌! モーニングスター(明けの明星)という曲が演奏される頃には観客席後方にまぶしく差し込んでいた初春の陽光も、コンサートが進むにつれ暮れ落ち、夕闇に輝く宵の明星が西方浄土の方向に光り輝いていました。ああ人生至福のとき! これだけの「上手」のお二人なのでマイクやらスピーカーなどは無用なのではないかと思っていると、第二部の始まる前にギター奏者の天満さんから、第一部では、ご自身はすごく乗って弾いているのに耳に届くギターの音がぴったりこないので調べたところ、彼のギターにつけてあるマイクの一つがきかなかった失敗談が披露され、「だから無い方がよかったのでは」と自分に納得した筆者でした。(後でお伺いすると、ギターの音の力がバイオリンに負けてしまうのでスピーカーが必須だとのことでした) 全て合理化・コスト節約の大号令がかかっている企業に勤めている世の中の大部分のサラリーマンと同じ境遇に身を置く筆者が「なんと贅沢な」と思わず叫びたくなるような、高く広い和の空間、太い梁、仏間の格子天井、それに欄間の「家紋」などと、屋外の広い庭にいつから生えていたのか想像がつかないほど存在感のある大木や古木の間に置かれた巨石・灯篭の類:それらに次から次へと目移りしていると「ダニーボーイ」(元歌は「ロンドンデリーエアー」というのだそうです)の旋律が流れてきました。おいおい今日はアイルランド民謡ばかりだと思っていたのに、「カリプソ」までレパートリーに入っているのかと思いきや、これが正真正銘のアイルランド民謡とか。かの地でベラフォンテ(懐かしい名前でしょう)が歌っていたので、てっきりカリプソの名曲と誤解していたものと分かりました。映画「卒業」の挿入歌になったサイモンとガーファンクルの名曲スカボロフェアーも、もともとはアイルランド民謡だと知りました。 演奏されたROOTSの平野有希さんの白く長く伸びた腕、女優の「中山美穂」さん似の魅惑的な顔と、ギターの天満俊秀さんの長―い指に感心しているうちにプログラム最後の曲ブルーブルースカイというオリジナル曲になってしまいました。筆者が題から連想したのは、北国の「憂い」をあらわす「ブルー:憂鬱」だったのですが、作者の天満さんによれば「青い青い空:本当の青い空」という意味だそうで、自然豊かなアイルランドを彷彿とさせたい曲のようでした。お二人とも2時間の演奏中少しも飽きさせないで、どっぷりアイルランド、いやヨーロッパの民謡・楽曲の原点を、私たち聴衆に、魅了しお届けいただきました。ありがとう!!ROOTSのお二人、桜の庄兵衛さん。桜の庄兵衛さんの伝統によくマッチした、愁いを帯びた「癒し」の楽曲コンサートでした。再度ありがとう。 |
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