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2001年10月7日   Vol.11     秋 瑟々コンサート
                        中国琵琶:閻杰(えんき)
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演奏会にあわせて作られた、白楽天の詩を書いた行燈
(原田正憲先生作)


秋 瑟々(しつしつ)コンサート
「桜の庄兵衛」半年ぶりのコンサートは、中国琵琶の佳人・閻杰(えんき)さんをお迎えしておおくりします。
中国古典はもちろん、日本の曲やモーツァルトまで、中国・西洋・日本が融合した音色はとても新鮮で、それでいてどこか懐かしく響きます。
それは、古より海のかなたに憧れてやまなかった私たち日本人の音色だったかもしれません。
タイトルに冠した「秋瑟々」は、唐の詩人白楽天が船中で都の歌妓だった女が琵琶を弾くのを聞いて作った『琵琶行(びわこう)』長篇の詩の一節「…楓葉荻花秋瑟々・・」からとったものです。
古き佳き庄屋屋敷で、時を超え海を超える世界に浸ってください。
きっと、いつもと逢う秋の日がそこに待っていることでしょう。
●プロフィール ●中国琵琶 閻杰(えんき)
中国・大連生まれ。姉の影響で7歳から中国琵琶をはじめる。国立藩陽音楽大学を卒業。琵琶独奏者として中国全土で演奏活動を行い、平成2年来日。広く演奏活動を行い、読売新聞、朝日新聞、NHKテレビなどでも紹介された。
大阪教育大学大学院にて音楽教育を専攻、三宅一生のファッションショーでの演奏など多彩に活躍。
CDアルバム「弦奏紀行」「夢弦紀行」をリリース。

●ピアノ 田中幹子(たなかみきこ)
6歳よりピアノをはじめる。神戸大学大学院修了。
在学中より演奏活動を行う。
●プログラム
 彝族舞曲(イゾクブキヨク)
 トルコ行進曲(モーツァルト)
 草原情歌(モンゴル民謡)
 夜来香(中国30年代曲)
 十面埋伏(四面楚歌)
 荒城の月
 浜辺の歌          他
●日時
10月7日(日)
昼の部13:00開演(12:30開場)
夕の部16:30開演(16:00開場)
参加費 ¥2,500
●秋・・・瑟々 悠久の中国琵琶を聴く

   江上 清夫



桜の庄兵衛ギャラリーで中国琵竜の演奏と聞いたとき、これはすばらしいコンサートになるのではと、演奏前より思っていた。最高の調和である。
閻杰さんの演奏が始まりその音色を聴くと同時、一瞬にして胸が熱くなった。思っていた通りである。
閻杰さんと中国琵琶、田中幹子さんとビアノ、そして、ギャラリーが一体となって、今までにない素晴らしい融合の音の世界を創り、最高の雰囲気を醸し出したのである。
「古き佳き庄屋屋敷」でなければ出すことのできない、独特の旋律を聴く人々に与えたことは確かではないだろうか。
ここは天井が高く、演奏する音がお屋数の広い空間全体に書き渡り、特に二階で拝聴していると音が天井に強く卿され、よリダイナミックに聞こえ、目を閉じて聴くと、全身が音の世界に埋もれた心地よさに酔ってしまった。
中国琵琶の和の世界、ビアノの洋の世界がびったり調和したこと、そして、二つの世界の音色と音色を更に盛り上げ、最高の雰囲気にさせてくれたのは、この建助である。
中国琵琶の演奏も、秋の季節に大変相応して、時が過ぎ去る今でも余韻が残っている。
又、「桜の庄兵術」さんには素晴らしい企画演出スタッフさんがいらっしゃるのには驚くばかりである。
コンサート会場のギャラリー、そして、そしてお屋敷のお庭まで一つ一つに気配がなされ、会場の雰囲気まで演出されたことには、頭が下がる思いがした。!!すばらしい!!の一言です。
最後に、日本古来の伝統ある民家「桜の庄兵衛」の素晴らしさを多くの人々に知って頂き、今後益々のご発展を心よりお析り申し上げます。